展示照明の色温度は、業種名だけで決めず、実際のグラフィックと商品で選びましょう。暖かい白と冷たい白は白い光の見え方を表します。色の正確さ、明るさ、高級感を保証するものではありません。
ケルビンが示すもの
相関色温度CCTはケルビンで表します。3000Kのように低い値は暖かく、6500Kのように高い値は冷たく見えます。灯具の動作温度や光束ではありません。「中間の白」「昼光色」という呼び方だけで光のスペクトルは決まりません。同じCCTでも色味や素材の見え方が異なる場合があります。
モデルが備える設定を使う
25W Tri-CCTモデルはボタンで3000K、4500K、6000Kを選べます。50W Tri-CCTモデルはスイッチで3000K、4500K、6500Kを選びます。三つの設定から選ぶ機能で、連続調整や調光機能を示すものではありません。切替時は説明書に従ってください。色温度固定の仕様は注文時に選びます。
目的に合う見本で比較する
同じ布、木材の仕上げ、包装、印刷したブランド色の見本に、選べる暖かい設定と冷たい設定を当てます。4500Kがあるなら中間の比較に使えますが、どの展示にも最適な設定ではありません。見本の明るさを近づけ、単に明るい方を色の違いと取り違えないようにします。
家庭用品は使う予定の環境も考えます。宝飾品は実際の金属と石で確認してください。きらめきは光の向きや光学設計にも左右され、冷たい白を選ぶだけでは決まりません。契約に基づく印刷色の承認は、合意した観察条件に従います。一般的な5000Kの照明だけでは、標準化された色校正の条件を満たすことは証明できません。
ブース全体を確認する
会場の照明を尋ね、組み合わせた結果を試します。どの会場も同じCCTとは限りません。同じグラフィックを照らす隣接灯具に目立つ色差がないか、来場者の位置から色、影、反射、まぶしさを確認します。色温度だけでまぶしさは解消できません。向きや位置を変え、適切なら光源を遮り、必要に応じて認められた調光方法や光束を抑えた構成で過剰な光を減らします。
具体的なモデルのCRIや測色資料も確認してください。ケルビンも高いCRIもすべての商品色を保証しません。詳しくはCRIの解説をご覧ください。撮影にはカメラとホワイトバランスも試します。選んだモデルと設定を記録し、別の会場で再使用する前に光束、金具、電源の適合を確認しましょう。