LED照明のCRIとは?Ra・R9と実物での確認

CRIは演色性を評価する有用な指標ですが、照明選びの一要素です。数値の意味を理解して実際の展示で試すことで、単一の数字だけでは分からない情報が得られます。

一般的なCRI値が測るもの

CRIはColor Rendering Index、演色評価数を意味します。一般にCRIとして記載されるRaは、相関色温度が近い基準光源と比較した8種類の試験色の平均値です。基準は常に日光とは限りません。100は計算上その試験色に差がないことを示し、負の値もあり得ます。NISTが方法と限界を説明しています。

CRIでは分からないこと

CCTは光そのものの色の見え方を表します。CRIは物体の色を基準と比較する指標です。どちらも製品に届く光の量、照射範囲、ちらつきを示しません。高いCRIでも、好ましい外観、広告写真との一致、販売増加は保証されません。黄色っぽい写真だけで低いCRIと判断することはできません。

色が重要なら平均値以外も見る

平均値では特定の色の違いが隠れることがあります。Raには彩度の高い赤の試験色R9が含まれないため、赤が重要ならR9を確認します。入手できればTM-30レポートから忠実度、色域、色相変化の情報も得られます。DOEがこれらの指標を紹介しています。異なる指標の数値を同じ尺度として扱わないでください。

具体的な型番の根拠を確認する

CRI 90+は色が重要な展示で検討を始める目安になりますが、適合性は目的と実物の素材に左右されます。アームライトを比較する際も、選ぶ型番、色設定、仕様に該当する値を確認します。適用される仕様書または試験報告書を求めてください。情報がない場合は質問する理由になりますが、演色性が悪い証拠ではありません。

実物のサンプルで比較する

展示に関係する実際の布地、印刷ラベル、包装、赤や肌色のサンプルで照明を比較します。配置と明るさをできるだけ比較可能にし、使用予定の環境光でも試してください。違いは目で確認し、撮影時は露出とホワイトバランスを一定にします。ロットを承認する前に使用した型番と設定を記録します。