家具の展示ブースでは、部屋の雰囲気を伝えながら仕上げを確認できることが大切です。この二つを一緒に計画しましょう。演出光が布の色やラッカー面の反射を隠す場合があり、明るくすれば素材が必ず見やすくなるわけではありません。
雰囲気づくりと素材比較を分けて考える
予定する照明と会場の環境光の下で、木、張り地、石、ラグの実物サンプルを使って印象を選びます。暖かい光が部屋の演出に合う場合はありますが、家具の分類ごとに必須のCCTがあるわけではありません。CCTは光の色を表し、スペクトル全体や素材色の再現精度を示すものではありません。公称CCTとCRIが同じでも見え方は一致するとは限りません。仕上げの照合が重要なら、基準とする観察条件を合意し、その照明下でサンプルを並べて見せます。室内のLED設定が全ての家庭や屋外の昼光を再現すると説明しないでください。
実物の表面で光の方向を試す
横からの光や表面をかすめる光は凹凸、木目、織りを見せやすくしますが、影や不均一さを強調する場合もあります。通常の買い手の位置から、より均一な照明と比較します。サンプルや見る位置を変え、ラグの毛並みや方向で見え方が変わる布を反対方向からも確認します。磨いた石、ラッカー、金属、ガラスでは、仕上げを見えにくくする光源の映り込みを探します。位置、配光、適切な遮光部品を試し、立位と座位の両方で、周囲の照明の映り込みも確認してください。これらの素材に共通する一律の照射方向やビーム角はありません。
部屋の展示と照明製品の実演を計画する
家具の組合せ、通路、価格表示、サンプル確認場所を図にします。演出を暗めにしても、通路と縁は見分けられるようにします。機材が対応していれば、ゾーン別の制御は実演に役立ちます。販売する照明製品は予定する設定で実演し、どの補助照明が点灯しているかを記録します。背景の光が変わると印象も変わるためです。正しく設置された製品だけを、使用を認められた電源設備の範囲で動かします。吊り下げや頭上の照明は適切な支持構造と展示会の許可が必要で、装飾天井や家具の表面だけに頼ることはできません。
完成した配置で仕様と効果を確認する
器具の位置と台数は、実際の寸法、遮蔽物、配光データ、試験で決め、一律のブース面積別レシピで選びません。取付の適合性、荷重上限、必要な空間、調光、展示する照明製品を含む全体の電力を確認します。最終点検の前に家具、ラグ、グラフィックを配置してください。色の比較、影、反射、表示、通路を点検し、写真を公開するなら使用するカメラでも試します。位置と制御設定を記録し、商品や会場が変われば再評価します。照明は確認を助けますが、素材の品質を証明したり、全ての設置先での仕上げの見え方を予測したりするものではありません。
LEDアーム照明を比較するか、高級・プレミアムブランドの展示照明ガイドをご覧ください。