購入価格が安くても、長期的な費用が少ないとは限りません。高価格も高い信頼性の保証にはなりません。用途に適した二つの照明セットを、同じ期間について、見積書、使用記録、明示した仮定に基づいて比較しましょう。
同じ照明条件で比較する
同じグラフィックや商品に対して、実際に予定している取付距離で両方を試します。照射範囲、まぶしさ、色の見え方、角度調整、フレームへの適合、電源条件を確認してください。必要台数は試験で決めます。ブースの床面積だけでは決まりません。台数が異なっても、同じ目的を満たすセット全体を比較します。
3年間の費用表を作る
3年は計画期間の一例であり、製品寿命の約束ではありません。予定する出展回数、点灯時間、梱包回数を記入し、通貨、税の扱い、含める費用の範囲をそろえます。
初期費用には灯具、対応する取付金具、ケーブル、予備部品、保護ケース、納品費を含めます。見積対象の仕様に何が付属するか確認してください。継続費用には梱包、運送、保管、設置・撤去作業、会場の電気サービス、請求される電力費を計上します。会場の請求条件を使いましょう。消費電力が少なくても定額料金が下がるとは限りません。
点検、修理、部品や灯具の交換、送料、作業費も加えます。交換の仮定は価格帯ではなく、使用記録や保守情報に基づけてください。保証による返金や売却価値は裏付けがある場合にのみ差し引き、不確かな金額は別のシナリオに分けます。
総保有コスト=初期セット費用+継続費用+維持費-裏付けのある回収額。各費用を一度だけ計上します。予定出展回数で割った値は1回当たりの配賦費用であり、最初の購入に必要な現金額ではありません。
寿命と保証を別々に確認する
LEDの光束維持に関する定格は、点灯時間に伴う光出力を示します。それだけで灯具全体の寿命は予測できません。電源装置、コネクター、光学部品、輸送時の破損も関係します。IESのLED寿命に関する見解はこの違いを説明しています。定格時間を、そのまま展示会で10年間使えるという保証に読み替えないでください。
保証期間、対象となる故障、除外条件、申請手順、交換部品の入手性を確認します。送料や設置・撤去費を誰が負担するか、次の展示会までに代替品が届くかも確認してください。保証の適用と実際の使用不能期間は別の問題です。
結果を左右する仮定を試す
基本ケースに加え、出展回数が少ない場合、保証外の交換が発生する場合、梱包・設置に追加時間が必要な場合を比較します。費用の根拠を示し、仮定を明記してください。わずかな変更で優劣が逆転するなら予測には不確実性があります。推測による見込み客の損失をこの費用表に加えないでください。照明による売上効果には別途測定と寄与の検証が必要です。
展示会ブース用照明の仕様で候補を絞り、セット全体の見積もりを依頼しましょう。展示の要件を満たし、総費用が許容できる製品を選びます。